本日令和七年五月十五日、当三神教会に大神様の御分霊が鎮座されて八十五年を迎えました。これもひとえに皆様の御信心の賜物と厚く御礼申し上げます。
大正末期から昭和のはじめ、初代教会長の畑野憲弘がそれまで修行を重ねていた仏道から、この地鳩ケ谷(現川口市桜町)の御縁あって冨士道の道に進みました。鳩ケ谷は富士講身禄派の師「小谷三志翁」の出身、活動の拠点であった。その後憲弘は富士講の総本山「神道扶桑教」にて神職となり三神教会を設立。日々冨士の修行に努め、扶桑教大教庁より大神様御分霊を拝受したのが昭和十五年五月十五日となります。それから八十五年、畑野憲弘、畑野仁一、畑野和裕の三代にわたり天地平安、萬人安福をはじめ多くの信徒の人生と共に毎日の祈りをあげさせて頂いてきました。
元々初代憲弘は現在の鎮座地から西の丘の上に神社(三神教会)を設立しました。様々な事情から仁一が現在の「一般住宅内御神前」に移設しおおよそ五十年。住宅の劣化や土地所有権等の事情、更には目の前の道路拡張計画により現在の地で祭事や身の上相談が困難となりつつあります。つきましては百年祭を目標に神社移転遷座を実現させる為に今後とも御信徒様の御信心とお力添えを宜しくお願い申し上げます。
先ずは次の九十年の節目まで更なる精進を重ね、皆様の平穏とご健康をお祈りさせて頂きます。 教会長 畑 野 和 裕 拝


