先日の吉日に三神教会と古くから交流のある施主様、工務店様での上棟祭が挙行されました。
住宅を建築するにあたって「地鎮祭」は皆さん馴染みがあると思いますが近年では「上棟祭」はめっきり少なくなりました。
私が子供の頃は良く行われており「上棟祭(たてまい)となると近隣の子供にとって一大イベントでした。と言うのも昔の「たてまえ」では棟木が組みあがったばかりの住宅の上から御餅、お菓子、お金などをばら撒き近所の人と共にお祝いをすると言った事が多く行われ、お金やお菓子が拾える事でとても楽しみにしていました。
因みにたてまえの儀式は上棟札をお祀りして、幣串、五色旗、弓矢、をお飾りし、豊受姫神、久久能知神、彦狭知神、手置帆負神を御呼びして、組みあがった家が丈夫で長持ちするように、衣食住に困ることなく家内安全に暮らせますように、鬼門方位から悪い気が入らないように、外から災難(火事など)もらわないように等の御祈願を致します。
近年ではこの上棟祭はお清めのみの略式で行われる事が多く、完成落慶した際に、真新しい新居(神棚前など)で同じような御祈願をされる方が増えてきております。